齊藤 志保/Saito,Shiho
忙しい朝でも、余裕のある朝でも、私のお椀はこれで!
岩手県八幡平市出身 岩手県雫石町在住
2024年安代漆工技術センター研修修了
安代漆工技術センターのある八幡平市出身の齊藤さん。
実は、住んでいるときには地元に漆器があり研修所まであるとは知らなかったそう。
盛岡市に引越し、仕事を通してその事実を知り、こんなに素敵な物だけど周りにもあまり知っている人がいない!という事実に衝撃をうけ、これは広めなくては!と思い立ったといいます。
ものづくり経験ゼロのスーパー初心者から、安代漆工技術センターで3年の研修を終え、2024年作家として活動を開始。
一つ一つ愛情込めて手作業で仕上げています。
代表作の「朝食器」は、名前の通り朝に使える器がコンセプト。
広さと深さにこだわった設計で、卵かけご飯や納豆ご飯などの混ぜやすさ、炊きたてご飯やお粥でも熱くならない木の特性を活かした使いやすさが特徴です。更に、シリアルや具沢山の豚汁、丼ものなど、幅広い用途に対応する「欲張り設計」で、手作業の温かみを感じられる一品となっています。
「愛情込めて手作業で仕上げました。でも漆器はお迎えしてからがスタートです。ツヤツヤピカピカになるまでたくさん使って育ててください。具合が悪くなった時は私がまたメンテナンスをするので、ご連絡をいただければと思います。末永くお付き合いをよろしくお願いします。」と語ります。
今後は、お箸やスプーンといった小物にも挑戦し、さらに多彩な作品を展開していきたいと意欲を見せています。